日本化学療法学会

お知らせ

バンコマイシンのTDMソフトウェア PATアップデート(ver. 3.0)について

 抗菌薬TDMガイドライン作成委員会においては、バンコマイシンのTDMソフトウェア PATを2020年10月より公開し、その周知・啓発に努めているところです。この度、PATの更なる適正使用、および最適化を目的とし、以下のとおりアップデートいたしましたのでお知らせ致します。なお、今後1~2ヶ月程を目処にver 1, ver 2のサービスを終了いたしますので、ブラウザの「ブックマーク」や「お気に入り」にURLを保存されている場合は、お早めにURLを変更して頂きますようお願い致します。

アップデート1:ver. 3.0a、ver. 3.0b、ver. 3.0c、ver. 3.0dへ更新します

  1. ver. 3.0a:投与計画3行3濃度(パソコンモニタなど大ブラウザ用)
  2. ver. 3.0b:投与計画3行3濃度(タブレット、スマートフォンなど小ブラウザ用)
  3. ver. 3.0c:投与計画6行5濃度(パソコンモニタなど大ブラウザ用)
  4. ver. 3.0d:投与計画6行5濃度(タブレット、スマートフォンなど小ブラウザ用)

アップデート2:小児モデルを追加します

アップデート3:解析の質を高めるために、新規入力項目を追加します

  1. PAT使用目的、著名な筋肉量低下、その他筋肉量低下、アルブミン(g/dL)、身長(cm)、シスタチンC(mg/L)、ICU・小児ICU、熱傷、尿崩症、治療後Scr上昇/低下、急性腎障害リスク保有
  2. それぞれの項目の意図と詳細については、ソフトウェアの注意事項をご参照ください。

アップデート4:入力データを蓄積し、投与設計最適化に活用させていただきます

  1. 登録施設は地域を含めて特定できませんので個人情報は守られ、倫理委員会(ワーキング施設)の承認も受けています。
  2. 個人情報保護法に則り、プライバシーポリシーを新たに設定しました。
  3. 利用規約を新たに設定しました。
  4. 各施設にて所属長等への確認が必要な場合は、「プライバシーポリシー」、「利用規約」、「注意事項(バンコマイシンTDMソフトウェア PAT を使用するにあたって)」をご利用ください。
  5. PATの使用は、クレアチニンクリアランスや各種スコアリング(APACHE、SOFA、ほか)の計算のために一般的なWebブラウザ上のサービスを使用することと同義になります。
  6. データ蓄積を許可しない施設の場合、「PAT使用目的」の項目で「その他」を選択してください。データが集積されません。もしも、社会的に有益な解析結果が得られた場合、倫理委員会等の規則を遵守した上で研究発表、論文化を検討させていただきます。

バンコマイシンTDMソフトウェアPATはこちら

最終更新日:2022年12月14日
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