第70回日本化学療法学会総会
会長 三鴨 廣繁
愛知医科大学大学院医学研究科 臨床感染症学 教授
第70回日本化学療法会総会は、2022年6月3日（金）・4日（土）・5日（日）の3日間の日程で、『微生物・炎症との戦いと共生 ～70年を振り返り、未来に繋ぐ～』と題するテーマを掲げ、岐阜県岐阜市にある長良川国際会議場・都ホテル岐阜長良川にて開催させていただきました。コロナ禍の中でも2,700名を超える出席者を得て盛大に開催できたことをご報告させていただくと同時に、会員の諸先生方、学会に参加いただきました先生方に衷心よりお礼を申し上げます。
第70回記念大会ということで、テーマにも掲げさせていただきました『70年を振り返り、未来に繋ぐ』という意味で、70周年記念特別講演として東京慈恵会医科大学の柴孝也先生から『日本化学療法学会 70年を振り返り、未来を見据える』と題するご講演を賜りました。さらに、今後の日本化学療法学会を背負っていただくことを期待されている若手の先生方3名、宮﨑泰可先生、山岸由佳先生、松元一明先生に70周年記念企画Future Generation Symposiumでご講演いただきました。また、70周年記念パネルディスカッション『国家の危機管理としての感染症対策の在り方』を企画し、塩野義製薬株式会社の手代木 功先生、厚生労働省健康局結核感染症課の先生、日本化学療法学会理事長・国際医療福祉大学医学部感染症学講座の松本哲哉先生からご講演いただきました。これらの3つの記念企画を是非学会ホームページなどで公開して欲しいという強い希望があったことから、同意の得られた厚生労働省健康局結核感染症課の先生以外の先生方の講演を公開させていただくものです。是非ともご視聴いただけると幸いです。
末筆になりましたが、公益社団法人日本化学療法学会の益々のご発展を祈念すると同時に、小職も微力ながら努力してきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
日本化学療法会70周年記念企画ビデオ
特別講演
【日本化学療法学会70年を振り返り、未来を見据える】
座長：三鴨 廣繁（愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学）
演者：柴 孝也（東京慈恵会医科大学）
Future Generation Symposium
【ポストCOVID-19時代の感染症の診断と治療】
座長：荒川 創一（三田市民病院泌尿器科）
竹末 芳生（常滑市民病院感染症科）
- ポストCOVID-19 時代の市中肺炎の診療と研究」
宮崎 泰可（宮崎大学医学部内科学講座呼吸器・膠原病・感染症・脳神経内科学分野） - COVID-19 時代と嫌気性菌
山岸 由佳（高知大学医学部臨床感染症学講座） - PK/PDに基づいた感染症治療薬の個別最適化
松元 一明（慶應義塾大学薬学部薬効解析学講座）
パネルディスカッション
【国家の危機管理としての感染症対策の在り方】
座長：迎 寛（長崎大学大学院医歯薬学総合研究科呼吸器内科学分野（第二内科））
舘田 一博（東邦大学医学部微生物・感染症学講座）
- 国家の危機管理としての感染症対策の在り方 ～産業界の立場から～
手代木 功（塩野義製薬株式会社代表取締役社長） - （動画はございません）国家の危機管理としての感染症対策の在り方
厚生労働省健康局結核感染症課担当者 - 国家の危機管理としての感染症対策の在り方 ー学（アカデミア）の立場からー
松本 哲哉（国際医療福祉大学医学部感染症学講座）
