日本化学療法学会

委員会報告・ガイドライン

VancomycinのTherapeutic drug monitoring(TDM)実施に関する抗菌化学療法認定薬剤師制度認定委員会ならびに抗菌薬TDM標準化ワーキングの見解

論文名

VancomycinのTherapeutic drug monitoring(TDM)実施に関する抗菌化学療法認定薬剤師制度認定委員会ならびに抗菌薬TDM標準化ワーキングの見解

委員会

抗菌化学療法認定薬剤師認定委員会TDM標準化ワーキンググループ
竹末 芳生(兵庫医科大学感染制御部)
谷川原祐介(慶応義塾大学薬剤部)
小林 昌宏(北里大学薬剤部)
三鴨 廣繁(愛知医科大学感染制御部)
木村 利美(東京女子医科大学薬剤部)
平田 純生(熊本大学薬学部)
白石  正(山形大学薬剤部)
栄田 敏之(京都大学薬学研究科)
高倉 俊二(京都大学感染制御部)

はじめに

 現在抗MRSA薬のTDMは、各施設が独自の方法で行っている現状があります。本制度委員会では、認定試験、テキスト作成のため、抗菌薬TDM標準化が必要と考え、ワーキンググループを立ち上げました。その最初の仕事として日本化学療法学会に所属している薬剤師の先生方を対象としてTDM実施に関する実態調査を行いました。その結果は本学会雑誌に掲載する予定ですが、そこから見えてきた日本の現状を参考として、欧米のガイドライン、エビデンスから、バンコマイシンTDMに関する以下のような見解を示すこととしました。今後の日本における抗菌薬TDM標準化やガイドライン作成の第一歩になればと思っています。皆様のご意見をお待ちしています。

最終更新日:2014年3月20日
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