日本化学療法学会サーベイランス委員会からの報告とお礼
第3回日本化学療法学会サーベイランス(2008年)は、呼吸器感染症及び複雑性尿路感染症の原因菌を対象に実施しました。呼吸器感染症では全国の33医療施設より1097株、複雑性尿路感染症では全国の28医療施設より715株を収集し、各種抗菌薬感受性の測定を行っております。これらの成績は、現在、JIC誌に投稿の準備を進めておりますが、一部の成績を本年6月の第26回 国際化学療法学会にて発表いたしました。今回、ホームページ上にその発表内容を掲載いたします。
本事業は、菌株収集と情報のご提供にご協力いただいた各ご施設の方々、多額の経費をご寄付いただいた多くの製薬企業、そして様々にご協力やご示唆をいただいた各方面の皆様に支えられて運営されているもので、その方々にこの場を借りて心より御礼申し上げます。
2009年からは、日本化学療法学会、日本感染症学会、日本臨床微生物学会の三学会合同で本事業引き継ぐことになり現在、呼吸器感染症及び単純性膀胱炎・尿道炎の原因菌を対象に実施しております。
今後とも各方面の皆様のご支援とご協力をお願いいたします。
2009年8月
日本化学療法学会サーベイランス委員会
委員長 二木 芳人
第26回国際化学療法学会(2008)発表ポスター
K.Ishikawa1, T.Matsumoto1, M.Yasuda1, S.Uehara1, T.Muratani1, M.Yagisawa1, J.Sato1, K.Totsuka1, K.Sunakawa1 and H.Hanaki1,2
1) JSC Surveillance Committee & 2) The Kitasato University, Tokyo. Japan
Y. Niki1), S. Kohno1), N. Aoki1), A. Watanabe1), M. Yagisawa1), J. Sato1) & H. Hanaki2)
1) Japanese Society of Chemotherapy (JSC) Surveillance Committee & 2) Kitasato University