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お知らせ

学会より

リネゾリド製剤の適正使用に関するお願い

(2017年6月5日 掲載)

会員各位

 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染症治療薬であるリネゾリド(LZD)については、VRE感染症のみに適応を持つ後発品の製造が承認され2015年6月に薬価収載とともに注射剤型が発売となりました。さらに2015年12月には錠剤の後発品も発売となり、院内処方だけではなく、外来処方や院外処方に対してもLZDの適正使用を推進することが重要な課題であると考えられました。
 言うまでもなく抗菌薬の適正使用は耐性化防止のためにも重要な要素ですが、後発品の臨床使用開始は時に当該薬剤の頻用の一因となり、結果として耐性化を助長することがあります。特に適応外使用はその危険性を増すものでありますが、日本感染症学会、日本化学療法学会及び日本臨床微生物学会では、厚生労働省からの依頼を受けて、このLZDの後発品の適正使用の啓発・推進活動を学会として取り組むこととしました。そこで、LZD発売会社の協力も得てリネゾリド適正使用推進委員会を組織し、MRSAおよびVREの感受性サーベイランス、LZDの使用量調査などを事業として開始するとともに、適正使用推進のためのリーフレットの作成を行っております。
 現在はVREのみの適応取得ですので、後発品の頻用あるいは乱用の懸念は少ないものと思いますが、今回さらに後発品発売会社が新たに参入しましたこともあり、改めてより一層の注意が必要と考えられます。会員各位におかれましてはこの趣旨をご理解の上、今回改定を加えましたリーフレットの配布、内容の周知などにご協力いただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

2017年6月5日

公益社団法人日本化学療法学会
理事長 清田 浩
リネゾリド適正使用推進委員会
委員長 二木 芳人

リネゾリド製剤の適正使用に関するお願い 医師向けリーフレット(PDFファイル 942KB)

リネゾリド製剤の適正使用に関するお願い 薬剤師向けリーフレット(PDFファイル 923KB)