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学会概要・学会賞

理事長挨拶

理事長ご挨拶

2020年10月吉日

会員各位

公益社団法人日本化学療法学会
理事長 松本 哲哉

謹啓 会員の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 公益社団法人日本化学療法学会は、任期満了に伴い2020年9月12日の総会において役員の改選を行い、理事18名、監事2名、および幹事20名が新たに就任いたしました。また、新理事会において私が新たな理事長に指名され、お引き受けすることといたしました。ここに謹んでご報告申し上げます。
 前理事長の清田 浩先生は本学会の収支の立て直しにご尽力され、各委員会活動に細かく目を配りながら適切な指示を出され、学会活動を引っ張ってこられました。また、抗菌薬の安定供給などの課題については、他の団体や厚生労働省などに積極的に働きかけて、社会的な活動においても重要な役割を担ってこられました。
 今回、理事長のバトンタッチを受け、私は本学会が果たすべき役割とは何なのかについて改めて考えました。もちろん学会は学会員によって成り立っている組織ですので、学術活動を始め有益な情報の提供や各種認定制度の運用なども大切な任務だと思います。さらに、本学会の会員の多くを占めている医師や薬剤師の方々にとって、そのニーズに見合った学会になっているかどうか検討していきたいと思っています。
 一方、学会は社会に対して果たさなければいけない役目もあり、感染症を取り巻く各種の問題について、必要に応じて外部に働きかけを行っていくことも必要だと思っております。特に最近は日本感染症学会、日本臨床微生物学会、日本環境感染学会などの関連学会と連携した活動も多く、引き続き協力して対応していきたいと思います。
 本学会の基本的な軸足は感染症の治療にあると思われますが、現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、治療薬やワクチンの開発がこれほどまでに社会の関心を集めたことはなかったのではないかと思います。そのような状況において、本学会はまず、喫緊の課題として新型コロナウイルスに関連した各種の活動に積極的に取り組まなければいけないと感じております。
 また、従来より問題となっている耐性菌については、抗菌薬の適正使用に加えて、新規抗菌薬の開発も重要な課題であり、これまでの活動を継続しながら、さらに一歩前進できるように学会の内外で活動を活発化させていきたいと思います。
 新型コロナウイルスの影響で感染症がクローズアップされましたが、その一方で、感染症領域のプロフェッショナルが少ないことも浮き彫りになりました。本学会はその点も重視して、若手や次の世代を担う人材の育成も進めていく所存です。幸い、今回、理事に選任された先生方は日本の化学療法領域のトップリーダーと呼べる先生方ばかりですので、心強く感じております。
 最後に、日本化学療法学会の会員で良かったと言えるような学会にするべく、全力を尽くしていく所存ですので、皆様の一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 まずは略儀ながら、書中をもってご挨拶申し上げます。

謹白